自治医科大学メールマガジンで奇数月に配信している『女性医師支援NEWS』より、卒業生リレーエッセイを掲載します。
今回執筆いただいたのは、千葉県22期の関 昇子先生です。
関先生執筆いただきありがとうございました。
次回のリレーエッセイもお楽しみに!
先日、ブログでもおしらせしました「全国女医JOY!サミット」が11/28~29の2日間にかけて、山形県西川町で開催されました。
基調講演を行った白石裕子先生(島根17期)より、山形女性医師ネットワークのサイトに掲載されたサミットの報告記事をご紹介いただきましたのでブログにて紹介させていただきます。
★山形女性医師ネットワーク‣活動報告より
http://yamajoseiishinet.blog6.fc2.com/blog-entry-268.html
記事には、白石先生の他に県内に勤務する卒業生女性医師(渡辺 舞先生)についても記述があります。ご覧ください。
一昨年は島根県出雲市、昨年は香川県高松市で開催した勤務状況調査(女性医師の集まりの会)ですが、今年は山口県山口市で行いました。
会は、11月14日(土)新山口駅近くのAND吉祥 小郡店で行い、女性卒業生は前川恭子先生(15期)を始めとする4名の山口県出身女性卒業生と、結婚協定を結び現在は山口県内で勤務している他県出身の女性卒業生2名に参加いただきました。
大学からは牧野伸子卒後指導副部長(女性医師支援担当)と大学の女性医師支援中国ブロック担当で島根県の隠岐で活躍されている白石裕子先生(島根県17期)が参加しました。
会の冒頭では前川先生の提案により自己紹介とカードを使ったアイスブレイクが行われ、和やかな雰囲気の中スタートしました。
今回は出席者の先生から事前に質問を受け付け、当日その質問に回答するスタイルで進行しました。質問の内容は多岐にわたり、大学側への質問としては、女性卒業生の義務明け直後の進路についての問い、育休等で義務延長になった場合の対応についての問いなどがありました。
義務年限中の医師が、子育が一段落した卒業生からこれまでの経験を踏まえた意見をもらう場面もあり、卒業生同士のつながりを感じました。
山口県は義務年限中は内科勤務が基本ですが、義務を終えて他科を志した先生方の動機などもお聞きすることができ、地域医療の経験がその後のキャリアの糧になっていることを実感しました。
また、会には日大医学部出身の山口県内で勤務する女性医師の途中参加もあり、他大学出身の女性医師についての意見も伺えました。
花束贈呈(白石先生のやぶ医者大賞受賞&卒業生の結婚の報告)もあり、牧野先生からの最初の挨拶にあったような「日々笑顔でいられることが1番」という言葉がぴったりの会であったように思います。
あっという間に2時間は過ぎましたが、短い時間ながらも充実したご意見を伺うことができました。
小雨の降る中、お集まりいただいた先生方ありがとうございました。
また、開催するにあたり多大なるご協力頂きました前川先生に重ねて御礼申し上げます。
最後に前川先生からいただいたメッセージを掲載します。
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学生時代の憧れの岡先輩(牧野先生)のご指示ですので、当然の如く催した会でした。
遊びなれぬ地域での会場選びには、参加される先生方から多くの情報をいただきました。出たとこ勝負の進行に皆様乗ってくださり、その中で実はわたくしが一番楽しんでおりました。面白そうだと思っていた先生がやはり面白い方で、メールでしかお会いしたことのなかった先生がこれまた面白い方で、「今日は儲けた!」と思いました。 お忙しい中、本州の端っこまでお運びくださった牧野先生、白石先生、雲井さん、次は讃井先生が幹事をすると宣言されましたので、これに懲りずまたいらしてください。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
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集合写真:写真上段左から
中村英里先生(静岡県35期)、田中美奈子先生(和歌山県34期)、讃井裕美先生(山口県18期)、
吉田奈緒美先生(山口県26期)、白石裕子先生(島根県17期)
写真下段左から
先月15日の下田メディカルセンターに続き、27日に東京都東村山市にある多摩北部医療センターを訪れ、佐賀県28期の大林梨津子先生のお話をうかがいました。
今回の訪問調査は女性医師支援担当教員の小島華林先生(青森県24期)と地域医療推進課事務1名でお話をうかがい、大林先生からはこれまで勤務してきた佐賀県と東京都での勤務や育児についてお話しをいただきました。
大林先生はこれまでの勤務を振り返り「自分は周囲の方にとても恵まれていた」と話されていました。勤務先の関係で転居の回数も本当に多く、その都度県庁方や役場の方が親身になって相談にのってくれたり、時には大林先生が赴任する前にお子さんをサポートしてくれる地元のサポーターさんの手配をしてくれていたりと本当に有難いと話されていました。
仕事と子育ての両立については完璧を求めない、その時々で仕事か子育てのどちらかにウエイトを置くことは自然のこととも話されていました。
大変お忙しいところお時間を割いていただき聞き取り調査にご協力いただいた大林先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。
●学生へのアドバイスをいただきました
自分のペースを乱さず焦らず目の前のことを一生懸命に頑張って欲しい。周囲へ目を向けることも忘れないこと。周囲から支えられている部分の多さに気付くはず。
左:大林梨津子先生 右:小島華林先生
多摩北部医療センター2階会議室
お天気が良かったので病院の外でも撮影しました