昨年は山口県山口市で開催した勤務状況調査(女性医師の集まりの会)ですが、今年は広島県広島市で行いました。
会は、11月5日(土)広島駅近くの広島県医師会館会議室で行い、女性卒業生は山本尚子先生(14期)を始めとして6名の女性卒業生にご参加いただきました。
大学からは牧野伸子卒後指導副部長(女性医師支援担当)が参加しました。
会は牧野副部長の挨拶に始まり、出席者からの自己紹介、大学の女性医師支援に関する取り組みの紹介、その後、意見交換を行いました。
参加いただいた先生方の卒業期は14期から38期と幅広く、子育てが一段落した方から、現在第一線で勤務している方、子育て真っ只中、研修中の方まで色々な状況下にある方にお集まりいただきました。
意見交換では参加いただいた先生方の現在の勤務に至るまでや、広島県の女性医師に関する活動のこと、専門医と地域医療についてなど多岐に渡って意見が交わされ、非常に有意義な時間となりました。
大学の支援を紹介する際に牧野副部長から「自治卒医は謙虚で控えめな方が多いが、自分のこれまでの経験に自信を持って自分自身を肯定してほしい」とありました。会に参加されたそれぞれの先生が異なるフィールドでご活躍されておりますが、共通して義務年限を過ごした、または過ごしておられます。義務年限が終了した先生からは「義務はマイナスではなく、地域での経験が現在も役立っている」という意見が聞かれ、将来に対して希望の持てるお話であったように感じました。自分自身を肯定したり、物事を良い方向に考えられるようにもっていく姿勢が大切であることを卒業期が上の医師から若手医師へのメッセージとして伝わったように思います。
閉会の挨拶時、山本尚子先生より「これをきっかけに広島県卒女医で集まる会にとどまらず、さらに大きな輪を広げたい」とお話しいただきましたが、以降もこのような機会が続きましたら幸いなことに思います。
あっという間に2時間は過ぎましたが、短い時間ながらも充実したご意見を伺うことができました。
お集まりいただいた先生方ありがとうございました。
また、開催するにあたり多大なるご協力を頂きました山本先生、谷口真理先生(当日は所用のためご欠席)に重ねて御礼申し上げます。
上段左から
定金敦子先生(福岡22期)、井原弥子先生(広島28期)、岡本和子先生(広島21期)、今村かずみ医師(広島38期)
下段左から
宮﨑明子先生(広島20期)、山本尚子先生(広島14期)、牧野伸子先生(大阪10期)