香川県高松市で女性卒業生の勤務状況調査を行いました(10/19 Sun)

 

 昨年、島根県松江市で開催した勤務状況調査ですが、今年は47都道府県の中で女性卒業生が一番多い香川県で行いました。

 調査は、10月19日(日)高松市のシンボルタワー会議室で行い、女性卒業生は、久保訓子先生(4期)を始め今年3月に大学を卒業したばかりの木村春香先生(37期)、男性卒業生は、新鞍誠先生(9期)の他、ご夫婦での参加が2組あり総勢13名の参加をいただきました。 

 石川鎮清卒後指導副部長の挨拶の後、自己紹介を行い、十枝めぐみ先生(13期)の進行により、「ともに地域医療を担い、男女ともに働きやすい職場とは?」をテーマに意見交換を行いました。女性の場合、どうしても育児の負担が大きいため職場や家族のサポートは勤務との両立のためになくてはならないと思います。女性にとって働きやすい職場は男性にとっても働きやすい環境ではないか、産休や育休をサポートしてくれた医師にも目を向けることが大切なのではないかと意見がありました。

  当日は室内に臨時の託児スペースを設け、高松市を中心に活動されている「託児ボランティアあゆみ」のスタッフの方が4名のお子さんをお預かりしました。

 短時間でしたがご自身の経験を踏まえ活発に発言してくださりとても有意義な会となりました。お忙しい中お集まりいただいた先生方ありがとうございました。

  また、調査を行うにあたり、様々な面で協力してくださった綾川町国保綾上診療所の十枝先生に感謝申し上げます。

  調査の前日(18日)夕方に高松に入り、十枝先生が長年勤務されている綾上診療所を見学させていただきました。

 診療所内は豊かな自然を象徴するように内装には木をふんだんに使用していてあたたかい感じがしました。

 診療所は町の総合保健施設いきいきセンターに併設されているため、診察室を一歩出ればさまざまな保健事業が行われるスタジオがいくつもあり、各部屋には親しみやすいネーミングが付けられたプレートが入口に飾られていました

 十枝先生から参加してのコメントをいただきましたので報告します。

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 今回、このような機会を設けていただきありがとうございました。同じ県内で仕    事をしていながら、もしくは県外に出られていても同じ県人会でありながら、なかなか顔を合わせることがなく、まして本音で語り合うこともなかなかない中で、場を設けるということがやはりとても大切だと感じました。これっきりにするのではなく、また機会を設けていろいろな卒業生、あるいは卒業生と関係のある方にも参加していただき、学生さんや若い先生方をサポートできるような体制を整えていきたいと考えています。

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上段左から:

新鞍誠先生(香川9期)、吉野すみ先生(香川7期)、久保訓子先生(香川4期)、神原千浦先生(香川14期)、十枝めぐみ先生(香川13期)、山本智美先生(北海道33期)、山本博之先生(香川33期)、牧野伸子女性医師支援担当(大阪10期)

下段左から:

堀口正樹先生(京都26期)、堀口育代先生(香川26期)、遠藤日登美先生(香川24期)、石川鎮清卒後指導副部長(福岡12期)、木村春香先生(香川37期)、吉田里沙子先生(香川34期)、紙谷史夏先生(32期)

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綾川町国保綾上診療所の待合室】

お年寄りや小さな子どもが診察を待つ間、身体を休めるよう待合室の一角に畳コーナーがありました。